miredoについて

「miredo(ミレド)」という名前は、北3条西3丁目に位置することに由来します。
「ミ(日本語の3)」、「レ(アイヌ語の3)」に加え、北海道の「道(ド)」を組み合わせた名称です。

「miredo ミレド」は、北海道初進出や新業態を含むバラエティに富んだ15店舗が集う、地下1階・1階・2階の3フロアからなる商業施設です。
平日のランチから休日のディナーまで、おいしい食事を楽しむ食卓として。友人との待ち合わせ場所や、一人で心をリセットできる空間として。忙しいオフィスワーカーには、こだわりの料理をテイクアウトで。
miredoがみなさまのお気に入りの場所になることを願っています。

緑豊かな癒しの広場
  「icoi Lounge イコイラウンジ」

旧ビルのシンボルだった2階の空中庭園が、とっておきの場所に生まれ変わりました。
赤れんが庁舎を一望する本ラウンジは、溢れるグリーンとこだわりの音響設備を備え、
ガラス全面開放時には外の空気を感じられる心地良い広場です。
緑と音に包まれる憩いの空間で、上質なひと時を。

Lamento / Antonio Carlos Jobim
2025.05 icoi Lounge MUSIC コラム

5月の北海道とボサノヴァのアンニュイな調べ

風薫る5月。桜前線が雪解けの大地を優しい淡紅色に染め上げていくと、あとを追うように真っ白なスズラン、薄紫色のライラックと北海道に色が咲き始めます。気温もすくすくと上昇し、時折初夏の訪れを感じさせる日もある一方で、5月でも雪もちらつく日もあったりして。忘れかけていた冬の寒さは、冬服と覚悟をしまい込んだ道民にはなかなかこたえますよね。油断できない北海道の春に、それでも心と服装は軽やかに。街のリズムは初夏を先取りする「ボサノヴァ」の調べがよく似合います。軽快に弾むガットギターに薫る風はサウダージ。日本から1万8千キロも離れた遠い国ブラジルから届いたのはアントニオ・カルロス・ジョビン1967年作「Wave」に収録の「Lamento」。ボサノヴァの名盤・名曲のひとつです。

ポルトガル語で「新しい波」という意味の「Bossa Nova」はブラジルの伝統的な音楽のサンバやショーロを基にモダンで心地よい音楽を、とアントニオ・カルロス・ジョビン、ジョアン・ジルベルト、ヴィニシウス・ジ・モラエスなど新しい才能たちによって1950年代後半のリオ・デ・ジャネイロで誕生しました。深いメロディーラインに、哀愁をおびながらささやくように歌いかけるボーカル、そしてジョビンが生み出したギター奏法「バチーダ」がサンバの「陽気なブラジル」とはまた違う、軽くてモダンで、どこかアンニュイな独特の響きを奏でています。爽やかなボサノヴァもありますが、ボサノヴァには哀愁・郷愁なサウンドも多いんですよね。

ボサノヴァと5月。リラ冷えに思わず身をすぼめる北海道の5月とすこし憂いを帯びたギターの音色は春の空によく溶け合う、そんな気がします。

50th

MAY2025

  1. Breakthrough the Blue / Saigenji
  2. NEWDAY / Immigrant's Bossa Band
  3. Open Your Eyes You Can Fly / Jazztronik
  4. He Loves You / Angelita Li
  5. ハヴント・ウィ・メット / Ann Sally
  6. Tranquility / Tania Maria
  7. Eu Te Devoro / Djavan
  8. ブリージング・ライフ / akiko
  9. Heart / Kenichiro Nishihara, Substantial
  10. Mannix / Klement Julienne
  11. MG4BB / Mondo Grosso
  12. Lamento / Antônio Carlos Jobim
  13. トリステーザ / Clémentine