miredoについて

「miredo(ミレド)」という名前は、北3条西3丁目に位置することに由来します。
「ミ(日本語の3)」、「レ(アイヌ語の3)」に加え、北海道の「道(ド)」を組み合わせた名称です。

「miredo ミレド」は、北海道初進出や新業態を含むバラエティに富んだ15店舗が集う、地下1階・1階・2階の3フロアからなる商業施設です。
平日のランチから休日のディナーまで、おいしい食事を楽しむ食卓として。友人との待ち合わせ場所や、一人で心をリセットできる空間として。忙しいオフィスワーカーには、こだわりの料理をテイクアウトで。
miredoがみなさまのお気に入りの場所になることを願っています。

緑豊かな癒しの広場
  「icoi Lounge イコイラウンジ」

旧ビルのシンボルだった2階の空中庭園が、とっておきの場所に生まれ変わりました。
赤れんが庁舎を一望する本ラウンジは、溢れるグリーンとこだわりの音響設備を備え、
ガラス全面開放時には外の空気を感じられる心地良い広場です。
緑と音に包まれる憩いの空間で、上質なひと時を。

Our Day Will Come / Ruby And The Romantics
2026.04 icoi Lounge MUSIC コラム

「色のない春」の輪郭

春は、少し曖昧なかたちで始まるのかもしれません。

まだ風の冷たいドイツの郊外では、4月になると「クラインガルテン」と呼ばれる小さな家庭菜園や畑に、人の姿が戻ってきます。

ドイツではこの時期の不安定な空模様を「Aprilwetter(4月の天気)」と呼びます。長い冬のあいだ凍っていた土がゆるみはじめ、じゃがいもやハーブを少しずつ植えていく季節。
けれど天気はとても気まぐれで、晴れたかと思えば急に冷え込み、遅霜が降りることも珍しくありません。
それでも人々は空の様子を気にしながら、少しずつ手を動かしていく。うまく育つかどうかは、その年次第。
それでも毎年、この時期になると同じように土に触れる。
そんな繰り返しが、春のはじまりになっています。

またイギリスでは、春になるとオークとトネリコの芽吹きを見上げて、その年の天候を占う言い伝えがあります。
オークが先に芽吹けば乾いた夏に。トネリコが先なら雨の多い夏になる。どちらが良いとも言い切れない、暮らしによって受け取り方も変わるような、曖昧な予測。
当たるかどうかもわからないまま、それでも人は春の空を見上げて、「今年はどんな季節になるだろう」と、少しだけ先のことを思い描く。たぶん人は昔から、確かな約束がなくても、冬を越えたこの季節に「これから」を想像してきたのでしょう。

ここ北海道でも、春はゆっくりと輪郭を取り戻していきます。
雪はすっかり溶けて、土やアスファルトの色が戻ってきたけれど、まだ花も、鮮やかな緑も見えない。
どこか色を失ったような景色のなかで、それでも空気だけが少しやわらいでいる。
この先、どんなふうに色づいていくのかは、まだわからない。
けれど、その"わからなさ"ごと、春の中に置かれているような気がします。

『Our Day Will Come / Ruby And The Romantics』。
近年では Amy Winehouse も取り上げたこの曲も、最初から今の軽やかなかたちだったわけではありません。
1963年に発表されたこの楽曲は、もともとスローテンポのバラードとして制作されていました。
けれど、メンバーの提案によってテンポが上げられ、当時まだ新しかったボサノバのリズムを取り入れたことで、あの軽やかなグルーヴが生まれたと言われています。
結果、全米チャートで1位を記録するヒットに。

少しだけ、軽やかに。
その小さな変化が、この曲の未来をひらいたのかもしれません。

これまでの誰かも同じように、少し迷いながら、空を見上げて、
それでも自分なりの春を選んできた。
迷うことも、きっとあると思います。
でも、そのままでもいいのかもしれません。
すぐに何かを決めなくても、
少しだけ先のことを思い浮かべるだけでも。
そんな時間も、たぶん、春の一部なんだと思います。

まだ色の少ないこの季節に、うっすらと混ざりはじめる、
やわらかな気配。
あなたの春もきっと、静かに、やさしく、動き出しています。

64th

JUL2026

  1. Dary / Omar Sosa,$00A0Seckou Keita
  2. Baubles, Bangles and Beads / Eliane Elias
  3. Alone Again, Naturally / Suss von Ahn
  4. Rio Sway / Brian Simpson,$00A0Maysa
  5. On Vacation / Till Br$00F6nner,$00A0Bob James,$00A0David Haynes,$00A0Christian von Kaphengst
  6. Blue Moon / Marcell
  7. Can't Get Over The Bossa Nova / Shirley Scott
  8. Free and Easy / Lonnie Liston Smith
  9. Just Friends / Virginia To Vegas
  10. Baby Blue / Cody Simpson
  11. Lies / Jonathan Butler
  12. Shall I Wait for You / Diane Shaw
  13. Love Talkin' / Gene Harris
  14. Moon (Feat. Bon Iver) / Daniel Caesar,$00A0Bon Iver
  15. Don't Let Me Be Lonely Tonight / Kevin Mahogany
  16. When The Morning Comes / Jon Lucien